幼稚園で保育の質を高める先生の仕事

子供を保育していくうえで「保育の質」が問題になることが多くあります。
幼稚園では園長を組織の長として職員全体で保育の質を高め、よりよい環境のもと健やかな子供の成長を手助けすることに毎日奮闘しています。

では「保育の質」とはそもそもなんなのでしょうか。
保育の質のひとつめは「プロセスの質」で、直接子供の成長に影響するような日々の保育の中で起こっているさまざまな事象のことです。

友達とのけんか、おもちゃの譲り合い、歌を歌ったりダンスをしたり、作り物をすることもあれば遊具で思いっきり遊ぶ、さまざまな場面で大人という保育者とかかわりを持つ場面において、どのような言葉をかけたらいいのか、どのような対応を取ればよいのかが大事だというものです。
対応する内容は様々であっても日々先生とのやり取りは子供の成長に対して直接的に働いているので、先生の考えと対応でその質は変わるということになります。

2つ目「構造の質」で、もっとも大事な構造は先生ひとりに対する子供の数、次にクラスの上限人数で、たとえば6人の子供に先生がひとりであることと、30人の子供に5人の先生がいることは比率では同じでもクラスの人数が違います。
人数が多いと一対一の関わりは減って全体に対する指示や禁止が増えることで、クラス全体の落ち着きがなくなってしまうことがわかっていますので経験豊かで細やかな声掛けができる先生でも、3歳児は15人以下がいいと言われています。

この構造の質がプロセスの質を支えているものであるため、この保育の条件をよくすることが最も確かな方法を言われています。
最後に子供たちの成長を支える保育の3番目の質とは、労働環境の質です。

先生たちの職場環境、処遇などはどのようなものか、給与や休日といったものの含めて先生自身がストレスを少なくやりがいをもって働けているかというものです。
子供をもっとも目の前で見ている現場の意見と経営者としての目線で統括している園長とのかかわり方は、そのまま子供の保育の質と直結するものと言えるのです。

このように保育の質をして子供の心と体の成長を見守る幼稚園の先生として大切なことは、単に身の回りの世話をすることではなく豊かな遊びの経験をする中で感性や知性が育つこと、集団生活のなかで育まれる社会性や人間関係力が育つ様子を見守り促すことといえます。
細やかな声掛けと手助けが必要となる幼児保育において、その質を高めていくためには日々の教育・研修・会議・指導計画と合わせて反省と改良が重要となってきます。

幼稚園での先生の仕事の中で現場で子供と接する担任は、研修などで知識を得てさらに保育士として向上したいという意欲を持つことが重要であり、園長はその担任がやりがいをもって仕事ができるように環境を整えていくことが保育の質を上げることにつながるのです。
幼稚園教育要領に記載されているように健康、人間関係、環境、言葉、表現の5領域に細分化した内容に沿って、楽しく遊んだりお友達と接する中から生きていく力を身につけられるようお手伝いすることこそ幼稚園教諭の仕事の柱と言えるのではないでしょうか。

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