幼稚園の先生が行う環境整備

学校教育法の定めるところによって幼児を保育し、適当な環境のもとで心身の発達を助長するという目的で行われる保育のために、幼稚園の先生たちは安全で安心することができ必要な環境づくりをしていきます。
市町村立や私立の幼稚園ですとその保育内容が早期教育である場合、小学校受験を目的としている場合もあります。

また、子どもの自主性を尊重している自由保育が行われている幼稚園もあります。
一般的には、自由遊びと一斉保育との組み合わせが多くなっています。

毎日出勤してから先生が行う仕事は、幼稚園内外の総点検です。
障害物になり得る危険物や床などにある汚れの有無をチェックするほか、準備しておいた教材や制作物品などの確認も含め、必要な環境を整備していきます。

その日の保育は、登園した子どもたちを迎えることから始まります。
子どもたちが好きな遊びを選んで行う時間帯には年齢や時期、ねらいなどによってさまざまな遊具や制作したものによる環境設定をしていきます。

新しく設定した状況に慣れること、友だちとの遊びも通して目的を体験させていきます。
そこで目的とするねらいによっては、必要に応じて子どもたちに与える環境も設定し直していきます。

遊びの時間には区切りをつけ、それから後片付けをする意味や楽しさも味わっていくとともに、自分の用具を大切に扱う気持ちを育むことも教えることができるのです。
そういったことまでも含めて、先生は子どもたちが環境にかかわる保育授業を受ける機会を与えていきます。

子どもたちと一緒に制作した作品は、保育授業の成果になるものです。
できあがった作品を立派に見せることで、子どもたちに物づくりへの意欲を芽生えさせる意図があります。

制作活動をしている子どもの一挙一動について、先生はしっかりと確認していきます。
そこから受ける子どもたちの感性も、さまざまに変わっていきます。

幼稚園の保育時間は4時間が標準ですが、預かり保育をする場合やお昼を食べる場合もあります。
子どもたちの帰る時間が迫ってくると、1日の締めくくりにみんなで楽しむことのできる簡単なゲームなども行います。

そうすることで嫌なことや楽しくなかったことなども、帳消しにする機会とするのです。
そこから、明日も幼稚園に来て楽しく過ごしたいという気持ちにさせていくことがねらいとなっています。

楽しい時間を終えると、後片付けのために気持ちの切り替えも教えていきます。
子どもたちは、自分たちが散らかしたものや作り上げたものへの対応を覚えていきます。

子どもたちを降園させた後の先生は、園の内外を点検しながら清掃作業にあたります。
子どもたちの遊びによって変化した場所は整頓し、再び気持ちの良い場所にリセットさせていくことも、幼稚園の先生にとって大きな環境整備となります。

子どもたちが遊んだ跡を片付けることは、遊びの発展や子どもの思いに触れることにもなります。
それらは先生たちにとって1日の保育の貴重な反省材料となり、明日の保育への示唆ともなるものです。

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