幼稚園とは?

小学校へ就学する前の幼児教育が大きな注目を集めている中、今や幼稚園という場所は、ほとんどの子どもたちにとって当たり前に通うものになっています。
5歳の子どもでおよそ6割が幼稚園へ通っていて、保育所などの施設も含めると、実に98%を超える子どもたちが利用していることになるのです。

幼稚園は子どもにとって、はじめての社会経験をする場所でもあります。
それまでは家庭ですべての時間を過ごしてきた中で、はじめて自宅を離れた場所で家族以外の人たちと過ごすのです。

世界ではじめての幼稚園は、ドイツのフリードリッヒ・フレーベルがブランケンブルグで1840年に開設したものでした。
施設は「キンダーガルテン」と命名され、これはすなわち幼児を意味する「キンダー」と庭や花園を意味する「ガルテン」、英語の「ガーデン」で「幼児のための花園」を意味しています。

日本へ入ってきたときに、キンダーガルテンは「幼稚園」として訳されました。
子どもに対しては専門家が可能性や個性といったものに応じたサポートを行い、才能が花開くきっかけとなる場所となることが求められています。

そのために遊びの時間を過ごし、自然とかかわることも重視されています。
法律上の位置づけとしては小学校、中学校、高校、大学といった教育機関と同様に、学校教育法によって定められているものであり、定義としては「学校」ということになります。

学校教育法第22条では幼児を保育し適当な環境を与えて、その心身の発達を助長することが目的であるとされています。
ただ通っている子どもは多いものの、通うことが義務になってはいません。

幼稚園に入園することのできる資格を持っているのは、満3歳から満6歳までの年齢である幼児です。
保育の内容については、文部科学省が定めている幼稚園教育要領で定めているところに沿って行われます。

教育指導の目的はまず、健康に資することです。
子どもたちの身体と精神を健康なものにして、自分の力によって健康かつ安全に過ごすことのできる力を養います。

また貴重なはじめての社会経験となる場所で同じ年齢の子どもたちや先生と過ごし、コミュニケーション力や自立する心も育まれます。
それとともに自宅とは違った環境がある中で過ごすことによって、探究心や好奇心をもって普段は接することのない環境にかかわります。

そこで得られた経験は、日常生活の中にも持ち込もうというアクションにつながります。
そしてコミュニケーションには言葉が必要であり、自分の考えや経験したことについては自分なりに考えて言葉で表現することになります。

自分の言いたいことを話すだけでなく、相手が話していることも聞こうとすることで、感覚や表現力が磨かれていきます。
その表現を通して感性もまた豊かなものになっていき、創造性もふくらんでいきます。

幼稚園で一定の期間を過ごすことはこのように、多方面で幼児の大きな成長をうながすものとなるのです。

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