さまざまなポイントで幼稚園を分類する

そもそも幼稚園は何を目的に保育してどのような教育を目指しているのでしょうか。
文部科学省指導要領の中では、健全な心身「健康」をはぐくみ基本的な生活習慣を身につけること、「人間関係」の中で愛情や信頼感を育て道徳心を養う、身近な「環境」へ関心を持ち豊かな心情や思考力を養う、「言葉」に対する感覚を養う、体験を通して豊かな感性を育て想像力豊かに「表現する」、以上5点を保育目標に掲げています。

公立の幼稚園は各自治体が小学校区にひとつを基本に設置されていますが、公務員としての待遇の良さで年配の先生が多く、またこれといった特徴のない基本を律した園が多くあります。
一方授業料も高く別途徴収される費用を多い私立幼稚園では、延長保育やおけいこなども行われる親には預けやすいサービスを持つ園がほとんどです。

また教育内容も多様でやりたいことを自分で選ぶ「遊び中心」型と教師から一斉的に活動を促す「一斉活動中心」型と分かれますが、どちらもバランスよく取り入れているため単純に分けられません。
「のびのび遊び」型では自ら創造して遊ぶ自主性を重んじる方針が主で、川遊びやお絵描き、畑作業など体験を通して子供通しの関わり方まであまり介入しないことが多くあります。

「お勉強・習い事」型では早期教育を実践していて、ひらがなや計算、漢字、英語、九九に加えて古典や漢文、フランス語に中国語を学ばせる幼稚園もあります。
1人ずつの机があるなど園によって様々ですが、楽器演奏やマスゲームをこなす運動会や発表会があり、日舞や武道を通した躾も学べる園も人気があって、募集時の抽選は子供よりも親のほうが抽選結果にやきもきするようです。

幼稚園の母体が宗教団体であると、キリスト系であればミサやイースター、クリスマスなどの西洋系イベントが充実していて、仏教系だと奉仕の精神やお盆などを重視して保護者にも奉仕活動が求められることもあります。
はだか保育や自然保育を掲げる健康推進幼稚園では、のびのび遊びに加えて青竹踏みや乾布摩擦、寒中水泳などのメニューもありますが、お勉強型でも健康増進目的に取り入れている園もあり完全に分かれているわけではありません。

教育学者のシュタイナーやモンテッソリの思想に基づいた建物や教具、遊具が準備されている教育幼稚園では自由教育が実践されています。
子供たちが思い思いに自由に遊べたり異年齢の子供通しが交流したりと多様で、ヨーロッパの森の幼稚園などのように野外型保育を取り入れている施設もあります。

高級ブランドイメージがある「有名大学付属幼稚園」では設備・教師ともに超一流が揃えられ、エスカレーター式に大学まで進学できる私立の付属幼稚園は人気も高いです。
しかし少子化の波はここにもあり、運営側も子供の囲い込みに熱心である一方で選考試験や面接では親の品格や家庭状況も含めてかなり厳しい審査を経なければなりません。

園の規模でも雰囲気や保育の程度が変わってきます。
園児の少ない場合は先生の目が行き届きやすく家庭的な雰囲気を重視する一方行事ごとは地味になりがち、園児の多い大規模な場合はおとなしい子は人数に埋もれてしまいがちですがお遊戯会が本格的な会場を使用したりバスで遊園地へ遠足に出かけたりして、ダイナミックな活動を重視することもあるので子供にとっては楽しいことも多いようです。

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